幼稚園の読み聞かせ会で、2月末に読んだ絵本です。
ねずみが住むお宅のおひなさまは、シーズン以外の季節は箱に入れて天井裏にしまわれたまま。
ひなまつりが近づいてきたある日、ねずみは、森の動物達からおひなさまを森につれてきて欲しいと頼まれます。
喜んだのは、おひなさまたち。張り切って森へ出かけます・・・。
こいでやすこさんの絵はふんわり優しげなんですけれど、お雛様たちはかなり写実的に描かれていて、リアルです。
お内裏様、お雛様、三人官女、・・・のご一行たちがぞろぞろ森へでかけてひな祭りをする様子はなかなか面白いです!
でも、普段は家の中で大事に大事に扱われているお雛様たち。
土の上を歩いたら、あんなことになるのは仕方ないですよねぇ・・・。
でも、さすがなのはねずみさん!
着物の扱いも、お人形のお化粧にも長けているとは!!
ひな祭りの楽しさがよく現れている絵本です。
お雛様を愛でながら読むと、一段と臨場感がでそうですね。