ランランらくごシリーズ。斉藤洋と高畠純のコンビで、落語の登場人物をすべて動物として、わかりやすいお話となっています。
表題の「あたま山」の他に2つのお話が入っています。
「あたま山」、ケチな男がくさらんぼうの種を飲み込んでしまい、その男の頭から桜の木が生えてしまったという奇想天外なお話です。「そんなまさか」と随所にツッコミを入れたくなりました。
「どうぐ屋」では、おじさんと与太郎のかけあいが絶妙で笑ってしまいました。
ひらがなしか読めないという与太郎に、店番をさせるというのはどうか?と思いました。隣の店の人の助けもあって、何とか商売を成立させているのに感心したのですが、オチにはやはり笑ってしまいました。
文章はテンポよく読みやすく、落語案内としてお勧めです。