モーパーゴの物語は、いつも夢を与えてくれます。
このタイトルを見た時、なぜか若い頃に読んだパフィン・ブックスのことを思い出していたのですが、内容はまさかのジャストフィットでした。
ペンギン・ブックスを創設したアラン・ウィリアム・レインに寄せて書かれた物語だそうです。
戦争という時代の意固地な灯台守についても、心の中で合点が行きました。
感動的な作品ではあります。
日本の岩波文庫、岩波児童文庫にも匹敵するペンギン文庫、パフィン文庫を懐かしく思い出しました。
ちなみに遭難した船のペリカン号も、ペリカン・ブックも、岩波新書を連想させました。
作品の内容から離れましたが、思い出を探る物語に思えました。