私ごとではありますが、2011年は、実家で大きな震災があり、産まれた町は津波に何もかもさらわれてしまいました。
幸い両親・親戚は無事でしたが、幼少の頃に住んでいた場所の惨劇に放心状態だったころに、実姉が病気で亡くなりました。
正直、悲しい絵本は好きではありません。
悲しいことに直面していないときは、どこか他人事にしか感じられないのです。
この絵本は、私の苦手だった悲しい絵本ですが
当時、この絵本のおかげで心が楽になりました。
絵本ナビさんのおかげで死に向き合う絵本に沢山出会うことができました。
その中でも、この絵本がストレートに心に響きました
もしかすると姉の飼っていたインコがでてくるため感情移入しやすかったのかもしれません
大切な人を失ったかたには、すぐにでも読んで欲しい絵本です。
残された人は、生きていかなきゃいけないのです。
姉は、1年半前に末期癌が見つかり、短い闘病生活ではありましたが、少しでも生きたいと頑張っていました。
彼女は生きたかったのです。
その気持ちを忘れずに、生きていきたいとおもいます。