どのページも虫、虫、虫!
これでもかとばかりに虫が登場します。しかもリアル〜。
鳴く虫だけが入れる、由緒正しい音楽学校に入りたい、テントウムシ。
テントウムシがどうやって、音楽に関わっていくのか、ワクワクしながら
虫たちの町の中に入って行きました。
視点も、小さな生き物である虫の、低いところから見上げるような
目線の絵が多く、まるで自分も小さな虫になったみたい。
虫と植物ばかりの絵の中で、おもちゃのピエロがとても効果的で、
面白いなあと思いながら読んでいました。
変わった角度からの虫や、羽を広げた虫がたくさん描かれてあり、
小さな虫を大きく感じさせる、動きのある絵本です。