まさしく「あいうえお」の本。
木を切って削って捻って作られたような不思議な「あ」。
その「あ」の隣には、おいしそうに描かれたあんパンの絵。
そのあんパンの匂いにさそわれてやってきた一匹のあり。
そしてそのまわりをあひる、あさがお、あざみ、あしか、ありくい、、、など
「あ」のつくものがアールヌーボー調で囲む。
「い」のページには、、、、
といったかんじで、一つの音に対して沢山のモノが描かれていて、
それだけ手応えのあるものを五十音順分楽しめます。
子供に与えるには勿体ないと思えるほど、手の込んだ一冊。
「あいうえお」を覚えるだけじゃなく、
感性も豊かになってくれるんじゃないかなと思い、
娘に買いました。
安野さんがいい仕事をしてくれていますから、
年齢や時代を問わず、楽しめる一冊です。