いろいろな新しい歌がたくさん出てきても、忘れたくない子どもの歌ってたくさんあります。母親が歌好きだったこともあり、わたしは歌が大好き。この「うたえほん」は、息子が小さかった頃、時間を見つけては開いて楽しんだ歌集絵本でした。最初から順に「次、これ」と嬉しそうにページをめくってくれた息子を思い出します。中でも「きしゃポッポ」の歌は彼のお気に入り。何百回も歌ったような気がします。わたしはまどみちおさんの「やぎさんゆうびん」が好き。子どもの頃から、終わりのない不思議で楽しい歌だなーと魅了されていました。大人になってからいいな、と思ったのが「ことりのうた」や「おかあさん」の歌。自分が母親になったから、お母さんの登場する歌に無意識のうちに気持ちが入るのかも知れません。