巨男は、母親である魔女から、白鳥から元の姿のお姫様に
戻るには、「その鳥獣が、涙を流せば、もとの姿にかえるよ・・・・」
と、聞いたので最後には、自分の命を投げ出しました。
お姫様は、涙を滝のように出して、泣きじゃくりながら、今までの
ことを王様に話したのでした。
「私は、いつまでも白鳥でいて、巨男の背中にとまっていたかった
わ。」お互いに、純粋で無垢であるためにお互いに愛し合ってい
たことに気づかなかったんだと思いました。王様も明日はあの仕
事をやめさせようとしていたのに、あまりにも巨男が哀れでなりま
せん。