白黒のレトロな風貌が、今読むと新鮮でオシャレ。親子でお気に入りの絵本です。
周りの仲間とは違い、闘うことよりも花の匂いをかぐことが好きなうし、ふぇるじなんど。周りのものがなんと言おうと、自分のスタイルを貫き通すその姿は、ある意味勇敢で、かっこ良く思えてきます。
「うしとはいうものの、よくもののわかったおかあさんだったので、ふぇるじなんどのすきなように しておいてやりました」というように、懐の深いお母さんも素敵です。
つい、自分のことも、我が子のことも、人と比べてしまいがちですが、「自分は自分でよい」と勇気づけられる1冊です。折に触れて何度も読み返したくなります。