3〜40代のママさん達には、現在発行されている絵本の中にご自分が幼い時に出会った絵本がたくさんあることと思います。豊かな幼少期を過ごした方ほどその数は多いのでしょうね。うらやましい限りです。
私には多分このフェルジナンド(ふぇるじなんど)が絵本との初めての出会いであったと思います。今年で52歳になる絵本です。日本では昭和29年に初版ですから原作はもっと前になるのです。すっごい絵本ですね。
コルクの木の下で花のにおいを嗅いでいるフェルジナンドがいい味を出しています。フェルジナンドの穏やかな自己主張がすてきです。この絵本で「闘牛」の存在を知りました。でもスペインに行ったとき、あえて闘牛を見たいとは思いませんでした。本物の闘牛の中には第二、第三のフェルジナンドがいるかもしれない、と思ったからです。
ところでこの絵本の作者の方はどこの国の方なのでしょうか?闘牛が隠れたテーマになっているから、スペイン?と思いましたがあのコルクのこの描写はただのユーモアなのでしょうか?それともあのような実が実際になっている種もあるのでしょうか? どなたか教えて下さい!!