スペインにフェルジナンドという子牛がいました。元気に動き回るほかの子牛と違って、花の匂いをかいでいるのが大好き! 月日が経って立派な牛になった頃、他の牛たちはマドリードの闘牛場で戦うのが夢だったのですが、フェルジナンドは・・・。
この絵本を私自身は、正直あまりなんとも思っていませんでした。けれど、息子が4〜5歳の時になぜだかとっても気に入って、何度も何度も「読んで」とせがまれました。その頃の息子が、ヒーローにやっつけられる怪獣を見て「かわいそうに」って言っていたのを思い出します。彼も、周りの友だちより体が大きかったんですが・・・。この本を何度も息子に読んでいるうちに、男の子だから怪獣ごっこなどが好きだろうって、決め付けてはいけないんだなぁと思ったものです。ひとり、ひとり個性があるんですよね!