寒い、寒いロシアの冬の夜に こどもたちは、この話をおじいさんや、おばあさんから聞いていたのでしょう。ねずみが、まず手袋を見つけその中に入ります。つぎは、かえる、その次はうさぎ。はじめは、手袋にしか見えなかったのに、動物が増えるにつれて、暖かなおうちに見えてくるから不思議です。きつね、おおかみ、いのしし、だんだん大きくなってくる動物達。そんなに入って大丈夫かと、はらはらどきどき。そこへくままでやってきてはいってしまうのだから、入れてもらえた、くまさんにほっとするやら、あきれるやら。そのころには、窓や、呼び鈴迄付いて、てぶくろであることを忘れるほどに。子供と一緒に楽しめる絵本です。絵がまた素晴らしいので是非、手元において毎年冬に読んで欲しい絵本です。