「くまのコールテンくん」が小さいころから大好きな息子、同じ作者でくまの絵本だから気に入るかな?と思い、図書館で借りてきました。
このビーディーくん、くまのぬいぐるみだけれど、コールテンくんとちがってゼンマイ仕掛けです。持ち主のセイヤーくん一家がビーディーくんを残して出かけてしまったとき、本を読んでいたビーディーくんは、「くまとは、ほらあなに住むどうぶつ」ということを知ります・・・。
その気になって、ほらあなに探検に出かけるビーディーくんがとても可愛いです。
こういう冒険心、子どもはみんな持ってるんですよね。
探検は一応成功、でもなんだか物足りない。
アレがないからかな?コレがないからかな?
必要だったものが最後にわかったビーディーくん。
よかったね!!!
読後感、ほんとうに心が温かくなります。
コールテンくんもとてもいいお話だけれど、ビーディーくんもとっても素敵なお話でした。
ざっくりとしたタッチの版画の挿絵、白黒のモノトーンなのですが、派手な絵を見慣れた目にはそれが逆に新鮮な感じです。
息子ともどもとても気に入ったので、買って手元に置いておきたい絵本です。