大木を見上げているといろいろな夢が湧いてくるのですよね。
木登りは子どもの大冒険の第一歩。
なかなか最初の枝に足がかけられないのだけど、枝に登った時の達成感。
そうするとそこから先は別の自分がいたりします。
かおる君は大きな木に夢を持ちました。
とてつもなく高い大木は、スカイツリーのようです。
はしごで登って、登って、途中からはトンネルになっていて…。
自分の家を作って、それから先には見晴台。
きっと世界一高い自分のためのスカイツリー。
この夢がたまりません。
お母さんも木登り好きだったし、お父さんもまた…。
縦長に開くお話でどんどん上に登っていくお話。
自分もどんどん空に向かっているようで夢いっぱいですね。
実際には木がないから、木の苗を植えました。
これもかおる君の成長と共に夢を育ててくれるでしょう。
見晴が素晴らしくてとても開放的な絵本ですが、下を見下ろした絵がなくてとても良かったです。
私、高所恐怖症ですから。