新聞で紹介されていたとかで、おばあちゃんが勧めてくれたので購入しました。
何にも知らずに4歳の息子に読み聞かせてみたんですが、主人公の男の子が空想する木の上の世界にすっかり私も息子も虜になってしまいました。
木の中に作ったはしご、妹を乗せられるエレベーター、見晴し台までの道のりも面白いし、家の中の細かい様子が季節によって違う様子もとっても素敵。
読み終わったら思わず背表紙の裏で全体像を確認してしまいました。「ここが、はしごで、ここから上って…」って感じで。
たぶん、実際にはあり得ない部分もあるんだろうけど、頑張ったらできるんじゃないかと思わせる微妙なラインでとっても現実感があります。
なので、息子も読み終わったら木に登ってみたくてたまらないようでした。都会っ子なのでそんな木に登る経験ないんですけどね…。
でも、公園でジャングルジムに上ってちょっとそんな気分を味わっているみたいです。
普段の生活の中にぐいぐい根付いてくれる本当に素敵な絵本でした。
空想の世界、万歳!