とても印象深い表紙です。
わたしが子どものころに手に取り、読んでそして忘れられなかった本なのです。
長く絶版だったのですが復刊されているのを知り、迷わずすぐに購入しました。
寒い冬の日に 心あたたまる本です。
ひとりぼっちのくまさんは さびしくて さびしくて・・ だれかに来てほしいと願います。
さびしいくまさんの さびしい気持ち。
寒い 寒い冬の様子。
そして クマさんのそばに残った 女の子の忘れていったハンカチの
あたたかさ。
子どもの頃のわたしは このハンカチがホントにほしいと思っていました。
さびしいくまさんの耳に響く やさし静かな雪の音。
4歳の子には難しいのかな・・なんて思いながら読んだのですが、静かに静かにしっかりと聞いていてくれました。
いつもは結構「〜だった」と感想をお話してくれる娘なのですが、この本を読んだあとは 静かにそっと読んだあとも自分でゆっくりとページを繰っている姿が見れました。
大切に 自分の中で この本の世界をもう一度たどっているのかな・・と思うと 子どもの頃とは違った意味であたたかい気持ちになれた母でした。