おばけ、ということと、表紙もやっぱり少し怖かったのですが、
楽しい作品の多い内田麟太郎さん&山本孝さんだから、と
勇気を出して読んでみました。
おばけ長屋の花見、です。
長屋の情景が何とも人情味溢れていていいですね。
お花見の様子も、わかります。
そこへ、すねた雷が邪魔をして・・・。
そんな鬼をも和ませてくれるところはさすがです。
山本孝さんの絵には、ほんと、ドンチャン騒ぎが良く似合います。
でも、なんて平和な光景、とお花見をご一緒させてもらった気分です。
内田さんの文章も語り風で、音読すると雰囲気抜群です。
お花見の頃に機会があれば、おはなし会で使いたいですね。