乗り物絵本の第一人者の山本忠敬さんの迫力ある飛行機が魅力的ですね。
小さい赤いプロペラ機が初飛行を果たすまでを追ったストーリーです。
格納庫で準備万端で、初飛行を心待ちにしているプロペラ機ですが、
ある日、点検にやって来たジェット機を見てすっかり自信をなくしてしまいます。
でも、ジェット機に励まされ、プロペラ機はついに、初飛行を果たします!
臨場感あふれるカメラワークが素敵です。
プロペラ機の姿は、まるで一歩一歩成長する子どもたちの姿のようでもあります。
胸を張って力いっぱい飛び続けるプロペラ機の姿がとても清々しいですね。
まるで親子の姿を見るような読後感でした。
幼稚園児以上くらいから、できればお父さんが読んであげて欲しいですね。