伊勢参りに行く途中のきろくとせいはちのコンビ。
畑で失敬したスイカがまだ熟していないとほかった先にねむっていたしちどぎつね。
一度あだをされたら七度だましてかえすと言われていながら、どこまでだまされているのか、実は私にも読めませんでした。
畑を川と思わされた滑稽話、尼寺に立ち寄ったあとの怪談話と展開にハラハラされて、この二人どころか自分もマジックにかかってしまいました。
気がついて見たらしちどぎつねの仕業と納得できたのですが、最後のオチがすごい。
きろくとせいはちの仕草を笑っていたお百姓もみごとに騙されていたのですね。
絵が大きいので、読み聞かせに向いた絵本です。