かおるという男の子と自然が書かれているだけです。
でも背景で感じる満たされた家庭、すくすくと自然の中で考えたり動いたり、自由に過ごす日々の短編数話を一冊に。
子どもはこうあるべき、こうあって欲しいと願うきらめくようなかおるの生活。
でもそれは大人の意見で、子どもは今も昔も中身は変わらないんだよ。こんなことやりたいって、いっぱい持っているんだよ。
そんなメッセージを感じるお話に、自然と子どもを温かく見つめる挿絵がとっても素敵です。
娘もすぐかおるとなって、お話の世界に堕ちました。
動物だけでなく、山や川まで喋るところがおもしろいそうです。ブランコの練習シーンでは、自分の覚えたことをかおるにレクチャーしていました。