路上のゴミ箱に捨てられているぬいぐるみのおもちゃたち。
毎日その前を通りかかる女の子アピ。
雨の日も風の日も目にし、気になります。
そしてついに、アピはおうちへ連れて返ります。
お母さんに内緒で綺麗にして、繕ってあげるんですが……。
一生懸命針を持って頑張っているアピちゃんが可愛い。
上手くいきますようにと、祈って読みました。
アピちゃんの気持ちが伝わっていたページにキュンです。
アピちゃんのおかあさんがかけた言葉が素敵でした。
こんなお母さんだから、アピちゃんも優しさいっぱいに育っているんでしょうね。
私なら、「また拾って来てぇ〜。」「どれどれ、お母さんがやり直してあげる」なんて、言ってしまいそうです。
このお人形さんたちは、アピちゃんにとって一番のお友だちになりましたね。
作風から外国の方の作品と思っていましたが、日本の方の絵本と知って、より身近なお話しに思えました。