きらい、きらい、大きらい。
ママなんか、大きらい。
無実の罪で、「謝りなさい」と言われた、さくら子は家出した。
駅で、見慣れない電車に乗った。
そう、その名も『家出電車』!
家出してきた子じゃないと、乗れないという・・・
長男と共に、『バッテリー』で、すっかりあさのあつこさんの虜になり、ジャンルを問わず、手当たり次第何でも読むことにしました!
今のところ、児童書も、SFも、大人(ヤングアダルト?!)向けの小説も・・・どれもこれも、外れがありません!読み出すと、おもしろくて、寝る間を惜しんで読んでしまいます。
さて、この本は、ジャンルは児童書。
主人公のさくら子が小3だから、『バッテリー』よりずっと易しく、本好きな子なら、3年生でも十分読めると思います。(我が家では、私が読みたくて借りてきたけど、中1の長女もあっという間に読んでました。小2の次女には、ちょっと早いかな?!もちろん、読んであげれば、理解できるけど・・・。)
私の世代なら、大好きだった『銀河鉄道999』のアニメを思い出すかもしれないなあ。そう、この不思議な『家出電車』空を飛ぶんです!さらに、海にも潜るし、とにかくスケールが大きい!
ちょっと初恋みたいな、胸キュンシーンもあり、小学生の女の子におすすめですが・・・
チョウゲンボウ(鷹の仲間)やリュウグウノツカイ(深海魚)などという、珍しい登場人物(動物?!)が出てくるので、生き物好きの男の子が読んでもおもしろいかもしれません。
もちろん、無実の罪で子どもを叱ってしまうことがある、私たち親世代にもおすすめですよ〜!さくら子のママみたいに、自分の間違いを認め、子どもに素直に謝ることのできる、親でありたいですね。