子育て支援者に向けた研修会で出会ったこの1冊。
子どもに関わるいろんな大人の人に、ぜひとも出会ってほしい1冊です。
いろんな危機に直面する子どもたちへ、いろんな助言、ウンチク、おせっかい、そんな煩悩?をすべて除外して、たったひとこと大切なのは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」です。
そういって育てられた子は、きっと将来あなたに対して同じ言葉を返してくれるでしょう。
良くできたことをほめられ続けて、良くできていないといけないという観念に追われるのではなく、失敗しても大丈夫だよ、という励ましに支えられて、生きていける人に、わが子にはなってほしいし、私自身もそうやって生きたいと思います。
そんな絆に結ばれた親子に、なりたいです。
この本のもうひとつの見どころとして、どうしても薄くなりがちな『おじいちゃんと孫』の関係。お世話をするのは苦手だけれど、一緒に散歩していると、何かとっても大切なことを教えてくれるような、そんな祖父と孫の関係も、貴重ですね。