涙が出ました。これが両親ではないところがまた。
だってこんな素敵なおまじないを繰り返してくれる人、実はそういないのではないかな。
子供を安心のなかで育ててあげたい、どんな両親も思うことでしょう。けれど実際は、自分たちが大変だったりして、なかなか子供が日常で体験する小さな恐れのひとときをつかまえて、大丈夫と言ってあげることは難しいと思います。
子供がひとつひとつ世間を知り、足を踏み出していく瞬間というのは、こんな小さな恐れからなのかもしれません。
人生を達観したおじいちゃんだからこそ、わかってあげられるのかな。おじいちゃんおばあちゃんの役目って、こんなことなのかな。
そして歳をとったおじいちゃんのお見舞いをする。心も成長している子供。ちょっと祖母との事を思い出しました。
4歳の娘は読後、自分には誰がだいじょうぶと言ってくれるのかと半べそ。言って欲しい時に必ず言ってもらえるのか、どういう時に言ってくれるのか。かなり具体的な質問が出て驚きました。