大好きな筒井頼子さんと林明子さんのコンビによる作品。筒井さんの子供心を上手く捉えた作品に林さんの繊細な挿絵。さすがです。
現代では考えられない設定ですが、昔はこんな事もあったよなって、親の私が懐かしく感じてしまいます。
あさえがあやちゃんを探しに行く場面は、ドキドキ。小さい子って、ちょっと見離した隙にどこかに行っちゃって。本当に心配ですよね。
最後に、あやちゃんを見つけたあきえの安心した笑顔、「ここだよ」って手を振るあやちゃんのあどけない姿。あやちゃんを抱きしめるあさえ、お姉ちゃんの抱っこに身をゆだねているあやちゃん。
娘は一人っ子なので、こういう姉妹に憧れているようです。
林さんの描く登場人物は、いつも活き活きとしていて素敵です。また、林さんの遊び心も大好きです。
「はじめてのおつかい」のみぃちゃんのおうちは、ご近所なのかな。「はじめてのおつかい」の登場人物を見つけるのも、楽しみの一つです。