題名を見た時、何となくブルドーザーっぽいイメージを予想していました。
でも、中表紙からしっかり絵をご覧ください。
ト音記号と五線譜があるではありませんか。
そして「どどどどど」とくれば、そう、音階の「ど」なんですね。
ブルドーザーの行く先々、「どれみふぁそらしど」の音が交じり合います。
絶対音感のない私はここでひるんでしまいました。
宮川彬良さんにクインテット風にメロディを弾いてもらいたい気分です。
ともあれ、坂道、でこぼこ道、断崖!?と、なかなか道中はスリリング。
ブルドーザーがいつしか表情を持っているようにも見えてきます。
ラストのオチは見事ですね。
こだわれば、楽器で音読のようなことも可能でしょうが、
感性で読んでも、味があると思います。
乗り物好き、あるいは、音楽好きのお子さんにはいいと思います。