ブルドーザーが「どどどどどー」と進む様子と音階を絡めた見事な作品。
五味さんのこの手のシリーズ(「ははははは」とか「るるるるる」とか)はいろいろ読みましたが、
常に読み手にテクニックを要求されているような気がしてなりません。
とくにこの本は音階が書いてあるので
せっかくだからと節をつけて読み出すと
もうなんだかすごいことになってきて
「若手芸人が勢いでおす」みたいな読み方になってしまうのです(私だけかしら・・・)。
ラストは「ジエンド」と韻を踏んでオチがつきます。
いい感じでオチるところはさすが五味さん。
今度はエドはるみみたく「ぐ」でおす本も期待しています。