絵からこれはリンドグレーンの描く戦争の本なのだと勝手に勘違いして読みました。
絵に見覚えがあったのは、リンドグレーンの挿絵を描いているイロン・ヴィークランドが絵を絵を描いているからでした。
そして、そのイロン・ヴィークランドの自伝的な絵本でもあるのです。
リトアニアのことはよく知りませんでしたが、大陸では大陸の歴史の中で侵略や戦争が繰り返しされていたことでしょう。
ひとたび戦争が起これば、住む場所を失うことがあります。
読んだ時期が今なので、やはり地震や放射能の被害から避難を余儀なくされている日本の状況と重ねて読んでしまいます。
大変な時には覚えていますが、時が過ぎれば風化してしまうもの。
戦争についても自然災害についても、語り継いでいくことの大切さを思います。