自分の色が無いカメレオン。
行く先々でいろんな色に自分の体がかわります。
自分の色が欲しいと思ったカメレオンは
葉っぱの上から動かなければ、ずっと緑が「自分の色」になると信じているのですが、季節が変わり、秋になり冬になると、
葉っぱの色が変わり、そして落葉・・。
4歳の娘は、この絵本を読み終わった時、
「カメレオン、お友達が出来て良かったね。
もし、お友達と会えなかったらどうなっていたんだろう・・」
と。
自分を見失った時、
自分が何か分からなくなった時、
共に歩んでくれる友達の存在って言うのは、
大きなものなんだろうな。
とてもシンプルな内容だけれど、
とても素敵なメッセージがこめられているような気がする絵本でした。
色彩もとても豊かで、見ているだけでも癒されます。
レオ・レオニさんの作品はどれも色彩綺麗で、
内容も深く、心に残るものが多く、
この秋は、彼の作品を色々と読んでみたいなと思いました。