虹色のカメレオンの表紙がとても印象的な一冊。
それぞれ自分だけの色をもつ他の動物と比べ、
カメレオンは周りの色に合わせて自分の色が変わってしまうことを悲しく思っている。
だけど、1匹のカメレオンと出会い、2匹一緒ならいつも同じでいられることで、コンプレックスが解消されたというお話。
私は、カメレオンのことを羨ましく思っていました。
一生これ!っていう決まった色ではなく、周りの色に合わせて自分の体の色が変わるなんて素敵だなって。
だけど、自分の個性がなく、周りに合わせてばかりだったら、という風に考えたら、やっぱりコンプレックスだと感じるのかもしれませんね。
1匹のカメレオンとの出会いで救われたように、ふとしたきっかけで、変わることができる。
そんな希望を感じられる絵本でした。