食べるものがなくて、おなかがすいて死にそうなきつねどんが、魚をいっぱい釣ってきたかわうそくんに出会います。
お互いの家を行き来して、ごちそうをしようと提案するきつねどんは、まずはかわうそくんの家でおなかいっぱい魚を食べました。
さて、次の日、かわうそくんは、きつねどんの家に出かけていくのですが…
いもとようこさんの描く貼り絵の世界では、ずるがしこいきつねも、なんだかとっても可愛らしく、その行為が少しぼやけてきそうです。
子どもたちは、お話の展開に、ハラハラドキドキ…
その表情が、きつねどんと一緒になっている子どももいて、読みながら吹き出しそうでした。
『最初は、かわうそくんがかわいそうだったけど、最後はきつねどんがかわいそうだった。』
『悪いことをしたから、バチがあたったんだね。』
最後の衝撃的な出来事に、心を痛めた子どもたちもいました。
このお話を聞いての、子どもたちの反応、色々出てくるはずです。