純真無垢なものには、粗野な心を清らかにする力がある。『ティラノシリーズ』の根底にも流れるこの愛を私はミヤニシズムと呼びたい。
先生が「ねこ」についてのお話をしているのに、きいていなかった3びきのこねずみたち。そのせいで、ばったり出会い「にゃーご」と牙をむく「ねこ」を全然怖がらない。それどころか、それをあいさつと勘違いして一緒にももを取りにいってしまう。「たまおじさん」はタイミングを見計らい、ここぞと言う時に、「にゃーご」とすごんでみたら、逆に3びきのこねずみに「にゃーご」と返されて気後れしてしまう。結局たまおじさんは自分の子供のぶんまで、もものおみやげをもらって、帰って行く。
図書館でリクエストして取りに行ってみたら、まぁ大きな絵本が出てきてびっくり。持ち歩くのに重かったけど、読み聞かせの反応も大型で、大変満足です。
3びきが「にゃーご」とさけぶ絵を見て、「うは!えんぴつみたい」。こどもの感性っておもしろいですね。
私が去った後、教室では、2年生が「にゃ〜ご」「にゃ〜ご」ってお話してました。