10年くらい前に自分のために買って、
本棚に静かにおさまっていたこの絵本。
先日、5歳の息子が本棚から抜き取り、
ひとりで読みふけっているところに遭遇しました。
けっこう文章が多い本なので、
「おお!ひとりでよんでる〜!」と感動して、
「がまくんとかえるくん、おもしろい?」と聞いてみると、
「うん。あたりまえでしょう。おもしろいにきまってるよ。
それより、おかあさん、かたづけはしたの?」
といっちょまえの口。
「え?…えっと……じゃあ、寝る前にちょっとかたづける」
と、食器洗いをすませると、かえってきたセリフが
「よかったね。これで、あしたは
のんびりできるってわけさ。」
息子は1話目「あしたするよ」のがまくんの、
ちょっと古めかしいこの言い回しが妙にツボだったようで、
その後も「ってわけさ。」のフレーズを愛用して今に至ります。
常に「あしたするよ」が言い訳のようになっている母には、
耳の痛いお話ではあります……。