今日3年生の教室で、がまくんとかえるくんのお話を読んできました。2年生の秋に国語で「おてがみ」をやったので、本年度初めての読み聞かせには、知っている登場人物の話なんていいのではないかと思って。
「あした するよ」と「ぼうし」を読もうと思ったのですが、時間の関係で、結局この本ではなく、『ふたりは ともだち』の中の二編にしました。
というわけで、読むお話選びの為に、久しぶりにこの本を読み返した(声にも出して)のですが、本当に文章が柔らかく、テンポもよいので、とても心地良く感じました。
そして、繰り返される会話や何気ない行動に、二人の友情の強さが感じられます。
ただ、低学年の子どもには、鑑賞するところまではいかないかもしれません。聞いていた娘も、「3年生にはわけわからないかもよ。」という意見でした。
でも、今日読んだ感じでは、「友情っていいなぁ」と思うかどうかはわかりませんが、がまくんとかえるくんの会話の繰り返しは、子ども達に受けていました。
私は個人的には、「ひとりきり」が好きです。とても仲良しでも、時にはひとりきりになりたいもの。でも、それは、自分とじっくり向き合って、また相手を大好きな自分を再発見することでもあるのです。
がまくんとかえるくんのような、肩の張らない友情、本当に素敵ですね。素敵なものを読んでいると、自分も嬉しくなってきます。この本は、とても幸せな気持ちになる、温かいものがいっぱいの素敵な本です。