「かえるくん、がまくん」シリーズは、おやすみの時間の読み聞かせに、娘から、よくリクエストがかかります。 たんたんとした お話の進み具合が、子守唄のような感じなのかもしれません。
この本には、10ページ程のお話が5話ありますが、そのうちの 「がたがた」が、娘のお気に入り。かえるくんが小さい頃に遭遇した、恐い経験を語っているのですが、がまくんが「これ、本当の話?」ときくと、かえるくんは、「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」と、がまくんをじらします。このかえるくんの言葉にじらされるのは、がまくんだけでなく、我が娘も。相当短気な娘なので、「これ、本当の話なの?」としつこく聞いてきます。そこで、わたしも、「そうかもしれないし、そうかもしれない」と返事。
どのお話もそうですが、たんたんとすすめられるお話なのに、すっかり魅了されるのが、ローベルのお話の魅力ですね。