作者の長崎源之助さんが4月3日にお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りしますとともに、
たくさんの素晴らしい作品を
子供たち、私たちの心に遺してくださったことに、
深く感謝申し上げます。
この絵本は、長崎さんの晩年の作品。最新作?
読んだのは出版されてまもなくの図書館だったので、
うろ覚えで申し訳ないのですが、
訃報にいてもたってもいられず投稿しています。
やや小さい大きさの作品で、どちらかというと子供たちよりも、
高齢者向けの絵本だったと思います。
戦中〜戦後、当時のたくさんの人が感じた、繊細な気持ち。
希望のすぐとなりの絶望。
絶望の中の希望。
こういう絵本が描ける人が、また一人いなくなってしまったこと。
震災後のこの時代、とても残念でなりません。