2008年読書感想文コンクール小学校中学年課題図書。
母を亡くした9歳のオリヴィアは、5歳の妹ネリーとともに、
親戚のミンティーおばさんのところに預けられます。
すっかり年を取ったおばさんは、気難しいネリーに一苦労。
オリヴィアもあれこれ気を使う日々・・・。
そんなある日、おばさんの庭で見つかった、青いティーカップ。
そして、オリヴィアが偶然見つけた本には、
そのティーカップにまつわるお話が描かれてあったのです・・・。
とても素敵なファンタジーです。
この本のお話が劇中劇のような効果です。
花がいっぱいの庭に隠された不思議な世界。
それだけで想像力が羽ばたきます。
ラストもとても余韻が残りますね。
オリヴィアの、とてもしっかりとしたお姉ちゃんぶりに感心です。
そして、父親と離れ離れの、この家族の素敵な未来を願いたいです。