大雪の学校の帰り道。
きっとどこか遠くの私立にでも通っているのでしょうね。
こごえそうになりながら必死で帰宅する弟と、お母さんの所に寄りタクシー代をもらい楽して?帰る、ちゃっかり者のお兄ちゃん。
両親共働きで鍵っ子だった私には、なんとなくなつかしく共感できる本でした。
不器用だった私と違い、いつもちゃっかりしていた、しっかり者のお姉ちゃん。でも母が夜勤があったので、たまにご飯を作ってくれたり、ここぞという時は優しかった。
4歳の息子がこの話の暖かさを理解できたかは微妙なところですが、お兄ちゃんの優しさを、同じお兄ちゃんとして、なんとなく理解できているような気がしました。
この本の中の「ゆいくん」おそらくまだ1年生ですよね・・・。どんどん手足がかじかんでいき、すごく不安だったと思います。でもそんな中、見知らぬ人の温かさに触れ、寒いけど暖かい気持ちになるところも、この本の見所です。