落語絵本です。
世の中にはどうしようもない男がおります。
って、言うのが落語の定石でしょうか。
この男さきちも、仕事が長く勤まらない。
隣町のおじさんの家へ、仕事をくびになったその足で。
おじさんも、あきれ果て、家にあるものをざるに入れ、「これを売ってこい」と…。
ざるの中身を見て、その取り合わせが面白くて笑っちゃいました。
さてさて、さきちは全部売ることができるでしょうか?
さきちの商売の様子が楽しそう。
人生を謳歌してるな〜。
長生きできそうなひとだな〜。
それにしても、これだけ夢中になれるなら、自分にあった仕事が見つかれば、うまくいくと思うのですが。
繰り返される客寄せの呼び声を読んでいるうちに、私まで調子づいてしまいました。
上方落語の関西弁は、このぬけた話にとっても合っていました。