プーさんをはじめ、子供がぬいぐるみを本物の友達に見立てるという設定はよくありますよね。大人にはぬいぐるみにしか見えないけど、自分の前では話すし、動くし、りっぱな人格?を持っているのです。ノールという女の子が持っているくまのローラもそういう存在なのですが、思わず拍手したくなるのが、ノールのパパです。ママは離婚してオーストラリアで別の男性と暮らしているので、パパは家で絵を描く仕事(設計か何か?)をしながら、男手ひとつでノールを育て、料理をしたり、ローラのドレスを縫ったり……。家事と子育てと仕事にうんざり、ぐったりという様子はうかがえるものの、ノールを尊重してか、ローラをちゃんと生きた存在と扱ってくれています。パパ、がんばれ!ノールが近所の友達の男の子の家に泊まりに行くなど、さすがオランダ?と思わせるところが時々あります。