絵本ナビなどで、たびたび評判は目にしたことがあった絵本。
普段、兄弟二人で同じことやってても
長男ばかりを怒りすぎてしまってるって自覚してたから
迷わず借りてきました。
この絵本に出てくる少年は、何をやっても怒られてばかり。
家では、妹を泣かしたと言われて怒られ、
学校では、意地悪言った子をキックしてやり返したら
「乱暴だ」と怒られ・・・
言葉でうまく気持ちを表現できなかったり
立ち振る舞いや、タイミングや
いろんなことが間が悪くって、
ほんとは褒めてもらいたい、いい子になりたいって思うんだけど
ことごとく怒られてしまう・・・
七夕さんの短冊に、小学校に入って覚えたてのひらがなで
「おこだでませんように」と書いた
男の子の気持ちが、痛々しいです・・・
長男に、この絵本を読み聞かせたとき
妹が泣いて・・・というくだりで
深く深く、何度もうなずいてました^ ^;
そうなんだよねぇ、ケンカの場面を見てなかったりしても
弟の泣き声が遠くから聞こえると
まず上の子に「なんかした!?」と怒ってしまう・・・
それまで、一緒に遊んでくれてたのに、そんなこと褒める余裕もなくて。
反省・・・
でもね、七夕さんだけじゃなく、先生も、お母さんも
ちゃんと彼の気持ち、汲みとってくれましたよ。
子どもの気持ちに寄り添える、
最後にあたたかい気持ちになれる、いい絵本です。