谷川さんと和田さんという贅沢なコンビの児童書。
しのがデパートにぽつんとひとりぼっち。
でも泣かないよ。寂しくないよ。
しのはきょろきょろしたよ。もうれつにきょろきょろしたよ
・・・という冒頭の文を読んだだけで聞いている子どもは「どうして?!」
一気にお話に惹き込まれます。
きょろきょろしてるのは迷子なんかじゃないんです。
お母さんは7階の美容室でおしゃれ中。
しのはデパートを冒険して歩いているんです。
色んなことがあって色んな人にあって ドキドキの場面もあり
しのの冒険はつづきます。
子どもってエスカレーター大好きですよね。
ちょっとした昇り方降り方のコツなんかを語る部分は娘も集中して聞いてました。共感したんでしょうか(^m^)
あと娘が好きな場面はしのがペットショップの鳥と会話する場面です。
広いデパート内を一人で闊歩する しのを娘は羨ましそうに眺めているけど
今時のご時世、デパート内であろうとも子ども一人にするなんて とてもとても!
親としては怖くて出来ませんが 同じくらいの女の子の冒険話を楽しそうに読んでいました。