森のはずれの小さなもみの木のところに男の人がやって来ました。病気の息子のためもみの木を探しに来たのです。男の子のベッドの横でクリスマスツリーになったもみの木のそばで、子どもたちがクリスマスキャロルを歌います。もみの木は、クリスマスが終わると森の元の場所に戻り、また冬になると男の子の家でクリスマスツリーになりました。ある年、冬になっても男の人はやって来ず・・・。
派手な色使いでもなく、お話しは小さな子供さんにはおもしろくないかもしれません。年長さんくらいでお話しがしっかり聞けるお子さんには、男の子ともみの木それぞれの気持ちがきっと伝わると思いますよ。大人の方にも手にとってもらいたい一冊です。