やなぎむらのシリーズ、夏のお話です。
この絵本のシリーズは、やはり、合った季節に読むと、よりいっそう楽しそうですね。
たくさんの季節の風物詩が、繊細なタッチで描かれていて、読みすすめていくうちに、臨場感が高まります。
やなぎむらにすむ虫のみんなは、夏の間、蛍たちと協力して、「ほたるホテル」を開きます。
みんなでベッドをつくるのですが、このさまがなんともいえず楽しい!
身近な草花を使ってつくるこのベッドたち。子供達も、やってみたい!と思うのではないでしょうか。
たくさんの虫たちが、お客にやってきます。ちょっと怖いカマキリのおばあさんも。
そして、まねかれざる、乱暴者のお客さんもやってくるのです。
さあ、みんなは、ホテルをまもれるでしょうか?
子供にも分かりやすいストーリー展開です。そして、みんなで力を合わせ、戦う、という話は、園児にやはり受けがよいですね。
戦い方も、とんちが聞いていて、子供心をくすぐるようです。
1ぺージ1ページがとにかく美しいです。夏の夜に、読み聞かせたい一冊ですね。