古本屋さんで見つけて、絵の方はそれほど好みというわけではなかったのですが、訳に松岡享子さんの名前があったし、「こどものとも」だったので買ってみた本です。
お百姓のおかみさんが知らずに手にした魔法の傘。
3まで数えると家に戻るとか、5まで数えると行きたいところに行けるとか、知って使えたらこの上なく便利な傘だと思うのですが、知らない不幸というものがあるものだと読んでいて思いました。
何も知らないおかみさんが病気になってしまうのがいかにも気の毒という感じがしました。
発想やどこでいくつ数えるかなど、おもしろいお話だなあと思いました。