1966年の初版で、186万部を突破しているベストセラー。
もう40年以上も前のお話なので、特に消防車の姿形が余りに今のものとかけ離れているのではと思ったのですが、杞憂に終わりました。
フロントマスクは今風ではないのですが、逆にがっしりとしたグリルが新鮮です。
それに主人公のじぷたはジープです。
今でこそ、四駆の威力は十二分に認識されているものの、その当時だとどうだったのでしょうか?
そのジープにスポットをあてているのですから、大したものだと思わずにいられません。
話は単純明快。
小さいジープのじぷたが、大活躍するお話です。
絵にスピード感があって、とても話に入り込み易いと思います。
この絵本が読み続けられているのが、充分納得できることでしょう。
我家の兄弟とも、消防署が好きでしたので、良く消防署の前で車を眺めるのに付き合わされましたが、特に男の子にはたまらない絵本だと思います。