絵本論を語った本で各人が名作と謳ってやまぬじぷた。
今更ですが、読んでみて実感しました。ちなみに2歳半の甥っ子も一緒に楽しみました。
この何の変哲もないふつーうの車の絵が、子供たちにはディズニーよろしく表情があって意思を持った車に見えている。
じぷたが山へ向かうシーンでは6歳の娘も真顔でした。
「がんばれ がんばれ」と心の中で唱えていたのだそうです。
なにも子供に媚びていないのに、子供が想像の中でじぷたを擬人化してお話に入り込んでいる。良質ないい絵本ですね。
翌日偶然見かけた自警団の小さな消防車に、「じぷただ!」と私までもが大盛り上がりしました。
2歳半の甥っ子は、じぷたになっちゃいました。
男の子がいないもんで、自分が車や電車になって遊ぶ姿を新鮮に思いましたが、イマジネーションの中で遊ぶキラキラした瞳に感動しました。
そんなキラキラを引き出す絵本です。