この本は古いお話なのですが、本当に面白い。
古いだけに、どの消防車も今のような最新型ではないのだけど
どれも動きがあってひきつけられます。
新しく大きい消防車の中で、ジープを改造して作られた、じぷた。
自分を悲しく思っているところに、出動指令があり大活躍。
皆それぞれが良いところを持っていて、必ず誰かの役に立つことができる。
じぷたを読むと、大人までもが励まされます。
子どもたちは、本当にこの本が大好き。
「う〜う〜」と消防車のまねをして遊んでいました。
古い本とはいえ、今だ確固たる人気を持つ本です。
児童館に行って、その時集まっていたお友達と
大きなブロックを使って消防車ごっこを始めたことがあります。
どこからともなく、誰かが「ボク、のっぽくん!」
「じゃあ、ぱんぷくんする!!」
「あと、誰がいたっけ??あ、救急車は、いちもくさん!」
「じぷたが、いないよ」
初めてのお友達もいたのに、皆知ってる。
同じ本を読んでて、いつの間にか皆が一つの絵本の世界で遊んでる。
同じ世界を共有してました。そういうの、いいですよね。
これくらいの年代には必ず皆が読んでいる。
古いにも関わらず、本当にそういう本なんです。
山本忠敬さんの味のある絵の素敵さも人気の一つでしょうね。