前々から読みたいと思っていた、この絵本。
ようやく読むことが出来ました。
さて、正直な母の感想。
「…長いなあ〜」
そう。この絵本、とっても長いんです。
ページ数にして、106ページ。
同じコンビの「おしいれのぼうけん」の79ページとくらべても、長めのお話です。
第一章と第二章で分かれているのですが、
こどもはもちろん、続けて読んで欲しいですし、
母としても、せっかくですから、印象が薄まらないうちに、全部読んであげたほうが…と思うわけです。
でも長い。
正直、子供が、いつ「長い。他のにして」と言い出さないか、とビクビクしていました。
けれど、やはり、面白いのですね。
長いお話なので、理解してきけているのかどうか、疑問だったのですが、
ちょっと一息のつもりで聞いた二、三の質問に、子供はしっかりと答えました。
このお話、少し前の日本のお話でしょうか。
子供の持つ、雑草のような生命力が、キラキラと輝いています。
私が子供だった頃、こんな遊びをよくしました。
今の子供たちはどうかしら?
多少余裕がなくても、子供には恥ずかしい思いをさせないように、お金を注ぐ今の時代。
こんな遊びをする前に、別の凝った玩具などで遊んでしまう(遊ばせてしまう)かもしれません。
親としては、ちょっと反省です。
ただ昔を懐かしんでいるだけかもしれませんが。
でも、おかあさんのパンツを履いていても、みんながそれを当たり前のように受け入れるのは、
完璧が当たり前の今の子供たちには、(自分の子も含めて)すこーし難しいことかもしれません。
力強さと、冒険心がたっぷりつまった一冊です。
さくらの、「こわいことはしないんだもーん」が、
「こわいことやるの、おもしろいんだもーん」に変わる成長ぶりが、お見事!
こわいからやりたくない、の息子には、いい薬になったかな?