大人になると被害のことが頭をよぎり、そう楽しいばかりでもない台風ですが、子供の頃は「明日、休校にならないかな」と何度も雨戸を開けて真っ黒い空を見上げ、冠水した通学路に大興奮したものです。今でも覚えているぐらい。
今そんなことがあったら、子供たちだけで登校させることに恐怖を感じてしまいます。すっかり母になってしまいました。
そんな台風前夜と通過後のワクワクどきどきが見事に絵本化されていて、めちゃくちゃ楽しい。
ちょっぴり日常を逸脱し、特別な日。兄弟で感じ方もそれぞれで、それも共感できる要素のひとつでしょうか。
倒木を使ってのごっこ遊びも楽しそう。木も本望でしょうね。
娘はここいらから引きこまれていきました。
幼稚園でも聞きますが、経験の増えた小学生の方が十二分に共感できると思います。
野分の季節にぜひ読んでみて下さい。台風の夜なんて、まさにうってつけです。
ただお話は星5つなのですが、洋画っぽい特徴ある訳が私はどうしても受け入れづらく、星4つです。